日暮里舎人ライナーのダイヤを2008年からまとめます。
写真1. 荒川区の風景は変わらない
補足管理人の所蔵時刻表の関係により、2001年～2019年については定点(2008年7月、2010年8月、2013年4月、2015年～2023年は毎3月ダイヤ改正)の紹介とさせていただきます。
ダイヤパターンとは？
都市鉄道のパターンダイヤを簡単にまとめたものです。都市鉄道ではダイヤは繰り返し単位になっており、そのようになっているダイヤをパターンダイヤと称します。また、パターンダイヤの周期をサイクルと呼びます。本記事はダイヤの繰り返しの単位とその内訳から、その路線のダイヤの骨格を理解することを目的としています。
例えば、20分に急行1本と各駅停車2本ならば、「20分サイクルのパターンダイヤでその内訳は急行1本と各駅停車2本」と表現できます。原則をつかむために、基本的には朝ラッシュ時上り、日中時間帯、夕方ラッシュ時下りについて述べます。
なお、厳密には大きいサイクルで論じるべき部分もありますが、厳密さを無視すると小さなサイクルで論じることができる場合もあります。この場合、小さなサイクルを疑似サイクルと称します。先の例だと、実は急行が1時間間隔で遠方に向かう場合、厳密には60分サイクルです。しかし、遠方に直通するか否かがあまり重要視されない場面だと、20分サイクルと考察することも可能です。このような場合、疑似20分サイクルと称するということです。
本記事でも用語へのリンクは用意いたしますが、以下の記事で鉄道ダイヤに関する用語をまとめています。
朝ラッシュ時の日暮里舎人ライナーのダイヤパターンの変遷
2008年6月時点では最ピーク時には5分間隔、その前後は6分間隔で運転されていました。2010年7月時点では最ピーク時には4.5分間隔、その前後は5分間隔でした。2013年3月時点では4分間隔を基本とし、日暮里断面で7:54～8:08は3.5分間隔に増発されています。2015年3月時点では全般的に3.75分間隔(15分に4本)に揃えられました。2016年3月時点では3.5分間隔に増発されています。2020年3月時点では3分15秒間隔に増発されています。2021年3月時点では時刻表を見る限り、一部は3分10秒間隔に増発されていましたが、2022年3月時点では元の3分15秒間隔に揃えられています。
日中時間帯の日暮里舎人ライナーのダイヤパターンの変遷
2008年6月時点では平日は7.5分間隔、土曜･休日ダイヤでは10分間隔で運転されていました。2010年7月時点では土曜･休日ダイヤでも7.5分間隔に増発されています。2015年3月時点では曜日問わず6分間隔に増発されています。
夕方ラッシュ時の日暮里舎人ライナーのダイヤパターンの変遷
2008年6月時点では6分間隔で運転されていました。ただし、日暮里断面で18:26を過ぎると7.5分間隔でした。2010年7月時点では6分間隔の時間帯が広がっています。2015年3月時点では5分間隔、2016年3月時点では4.5分間隔に増発されています。2021年3月時点では4分10秒間隔に増発されています。
現在のダイヤに関する記事
現在のダイヤパターンを詳細に解析しています。
