プラハからウィーンまでの列車をネットで予約する

プラハ(チェコ)からウィーン(オーストリア)までの列車を予約する人がいると思います。旅行代理店で予約すれば簡単でしょうが、費用はかかるは座席を選択できないは、であまり良いものではありません。しかし、自力で予約することも大変です。そこで、私がとても親切にネットでの手配方法を紹介しましょう。ここでは、その前提の知識から懇切丁寧に解説します。

レイルジェット(ウィーン中央)

写真. この列車に使用される車両(レイルジェット、ウィーン中央にて)



プラハとウィーンの移動の基礎知識

このブログを読む人の多くは日本人と思います(だって日本語オンリーだからね!)。日本人の多くはプラハ?ウィーン?列車で移動できるの?というのが実情でしょう。

プラハとウィーンの基礎知識

まずはヨーロッパの地図をご覧いただきましょう。

図1. プラハとウィーンの位置関係

地図の左上付近にプラハと表示が見え、そこから右下に視線を移すとウィーンという表示が見えると思います。プラハはチェコの、ウィーンはオーストリアの、それぞれ首都です。プラハからウィーンへの移動はこの首都どうしを移動するのです。チェコの鉄道はチェコ国鉄が、オーストリアの鉄道はオーストリア連邦鉄道それぞれ運営しています。それぞれの都市についての詳しい解説はwikipedia先生などに頼ることにして、本ページでの紹介は省略します。

余談ですが、冷戦時代、チェコ(チェコスロバキア)は東側陣営に、オーストリアは(どちらかというと)西側陣営に属していました。それにもかかわらず、プラハ(東側陣営の都市)はウィーン(西側陣営の都市)よりも西に位置します。これは初めて知ったときは驚きました。

ベルリンとプラハの移動概論

チェコもオーストリアもEUに加盟しており、両国関係はそれなりに良好である(と私は認識しています)こと、第一次世界大戦以前はプラハもウィーンも同じ国内であった(チェコもオーストリア領でした)ことから、結びつきがそれなりにあります。その結びつきを示すあかしとして国際列車が運行されています。そのため、両都市を乗り換えなしで移動できます。ここでは、18年冬ダイヤの時刻を抜粋します(表1、2)。

表1. プラハ→ウィーンの時刻表
プラハ→ウィーンの時刻表

表2. ウィーン→プラハの時刻表
ウィーン→プラハの時刻表

日本人の多くの観光客であれば、ウィーン中央駅とプラハ本駅に向かえば大丈夫でしょう(観光名所もこれら2駅からのアクセスが妥当です)。そのウィーン中央駅とプラハ本駅を所要時間4時間前後、2時間間隔で結ぶようになっています。ほぼ2時間間隔のパターンダイヤでわかりやすいのですが、ウィーン発の初列車が9時過ぎであることと、プラハ発の終列車が19時前であることに注意しましょう。ウィーン(中央)発7:10とプラハ発20:51を増発、ウィーン発21:10をプラハまで延長運転することが必須といえましょう。途中、ブルノ(チェコ第二の都市)を経由します。

※ウィーンマイドリング駅は多くの観光名所からは離れています。ウィーンのプロフェッショナルが上手に利用するための駅という感じを受けます。なお、中心街に近いウィーンミッテ駅とは異なる駅です。

※RJはレイルジェットというもので、オーストリア国鉄ご自慢の特急列車です。チェコ国鉄も何編成か所有しています。

また、ウィーン始発/終着の列車は数少なく、多くはグラーツに直通します。

なお、中央ヨーロッパの列車は事前予約を受け付ける自由席制です。具体的にいうと、予約区間のみ座席が指定されて(予約区間を示す表示があります)、その他の区間は自由に着席できる制度です。日本の新幹線で例えるならば、1号車1Aが品川から岡山まで予約されている場合、東京→品川は自由席、品川→岡山は指定席、岡山→博多は自由席というイメージです。

実際の予約方法

さて、実際の予約をしてみましょう。今回はプラハからウィーンに向かう場合(ウィーンからプラハではない)を想定して解説いたします。

2国にまたがる列車なので、チェコ国鉄から予約する方法、オーストリア連邦鉄道から予約する方法が考えられますが、ここではチェコ国鉄のサイトで予約することにしましょう。その理由は、出発側の国から予約したほうが良いため(到着側の国からだと座席の場所を指定できないことがある)、チェコ国鉄のサイトでは窓割が表示されるためです。座席割と窓割が合っていれば問題ないんですけどね。

1. チェコ国鉄のサイトを開く

1. チェコ国鉄のHP

何であれ、本家チェコ国鉄のサイトを開かないことにはスタートしません。https://www.cd.cz/default.htmと入力するかすぐ上のリンクからアクセスしましょう。それにしても後ろの画像なんでしょう?自動車への皮肉でしょうか?

2. 英語に変換する

2. 英語に変更

チェコ語よりも英語のほうが(通常の日本人であれば)理解しやすいことでしょう。そこで英語に切り替えます。イギリス国旗を選択します。上のチェコ国旗を選択して、イギリス国旗に変更するのです。日本語表記がないのが残念ですね。

3. 出発地と目的地を入力する

3. プラハとウィーンを入力

出発地のPraha(プラハ)と目的地のWien(ウィーン)を入力します。英語表記だとプラハはPragueと記しますが、そのあたりは柔軟なようですので、そこまでこだわる必要はありません。

デフォルトでは2等を選択されますので、1等やビジネスクラスを予約したい場合は、more options をクリックします。

4. 日付と時刻を選択

4. 日付と時刻を選択

出発地と目的地を入力しましたら、その下のToday Tomorrow (かその右側)のアイコンをクリックします。すると、上のような画面が表示されますので、そこに出発日と出発時刻を入力します。

5. 時刻と区間の選択が終了

5. 時刻と区間の選択が終了

ここで時刻や区間の選択が終わりました。1人利用であればそのままで良いですが、2人以上の場合はここで人数を選択せねばなりません。Adalt~と書かれた領域をクリックします。

6. 必要なら人数を選択

6. 必要なら人数を選択

上で人数を選択する画面を表示させたと思います。ここで各自の割引の有無を選択します。日本人観光客などの多くは割引カードを持っていない(と思う)ので、右側のWithout~の表示はそのままで構いません。

7. 候補列車の表示

7. 候補列車の表示

この条件を入力したうえで、Searchボタンを押すと、候補列車が表示されます。乗りたい列車を選択します。鉄道パス等を利用する(=乗車券が不要)な場合は、I want~をクリックします。その他の人は通常の緑色のボタンをクリックします。

8. キャンセル可能かどうかを選択

8. キャンセル可能かどうかを選択

候補列車を選択すると、安い料金と高い料金が表示されます。安い料金だと変更不可・キャンセルに制限があります。今回、私は(どこかからプラハに向かいプラハで乗りかえるのではなく)プラハから乗車しますので、変更やキャンセルをしないと判断しました。そこで、安いほうを選択しています。

9. 座席を手配しよう!

9. 座席を手配しよう!

今回は1等を選択しましたが、せっかく座席を予約したにも関わらず、着席できないのは癪です。そこで、座席を指定することにしました。

10. 座席の詳細を自分で選択しよう

10. 座席の詳細を自分で選択しよう

座席表から座席を選択することにします。Select~と書かれた領域をクリックすると、こんな感じに座席表が表示されます(イメージです)。だいたい右に向かって列車は進むようです。

11. 座席表のイメージ

11. 支払いの手続きを済ませる

この後は、各種通販サイトと同様の内容です。ここで注意すべきことは、クレジットカードの名義人が実際に乗車する人と同一であることです。実際に乗車する際に、クレジットカードの所有者、実際に乗車する人(身分証明書)、チケット控えを車掌が照合するためです。

12. チェコ国鉄からのメールの添付ファイルを印刷

このようにすると、瞬時にチェコ国鉄からメールがやってきます。このメールに添付されているPDFファイルを印刷します。家にプリンターがない?そんな人はUSBメモリにPDFファイルを保存してコンビニで印刷するだけです。

2018年6月23日更新(実乗記のリンク追加)

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所要時間や予約方法などの概要はわかった!じゃあ、実際に乗るとどうなの?実際に2018年5月のGWに乗車しています。

プラハからウィーンまで列車(レイルジェット)で移動

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