品川から博多まで700系臨時のぞみに乗る(18年夏長崎・福岡鉄道旅行記)

記事上部注釈
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2018年現在、のぞみ号は「ほぼ」N700系に統一されています。しかし、臨時ののぞみ号の一部は700系によって運行されています。もうあまり乗車チャンスがない、700系のぞみ。その道中を観察しました。

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自宅の最寄駅から品川まで

私の自宅の最寄駅は山手線の駅です(具体的な駅名は伏せます、私のファンが最寄駅に集まったら大混乱しますからね)。ここから山手線で新宿、そこから中央線で東京、さらに東海道線で品川という経路です。

山手線からの前面展望

写真1. 目白→高田馬場の前面展望

ここの景色は東京の新都心に近づくという意味で都会的に見えます(写真1)。

新宿のあずさ

写真2. 新宿に停車中のあずさ(千葉始発の南小谷行き)

新宿に着いたら、さまざまな列車に出会えます。ここで新宿に停車中のあずさ号と出会えました。この列車は千葉始発ですが、千葉から新宿まではガラ空きでした。多客期のあずさ号は錦糸町から乗るのが穴場かもしれません。ただし、新宿からは混雑しています(写真2)

255系:新宿さざなみ

写真3. 新宿さざなみ号

その房総方面への特急として新宿さざなみ号がいました(写真3)。

大混雑する東京駅

写真4. 大混雑する東京駅

中央線を利用して東京まで移動しました。ここで在来線で品川まで向かいますが、東京の新幹線のりばは大変混雑していました(写真4)。

東京:踊り子とひたちの競演

写真5. 東京で踊り子とひたちが出会う

東京で踊り子とひたちという常磐線特急がすれ違いました(写真5)。「踊り子が常磐線特急という寝言は寝てからにしろ!」というお怒りを持った読者さまもいることでしょう。しかし、ここの特急踊り子は我孫子始発なので、紛れもなく常磐線を走る特急なのです。全車指定席で指定席が完売していました。

常磐線E231系、東京

写真6. 東京から品川まで常磐線の電車に乗る

その東京から品川までは東海道線の電車に乗ります(写真6)。今回は常磐線の電車に当たりました。東京を出ると、車内放送で「この電車は東海道線、品川行きです。」と流れるのですね。また、電光掲示板も下段に「この電車は、東海道線です。」と表示されていました。常磐線始発だろうと、品川まで行く東海道線ということは変わりませんが、どこか違和感がありました。

品川から博多まで700系のぞみに乗る

ようやく品川から新幹線に乗り込みます。

品川に入線する700系

写真7. 品川に入線する700系のぞみ

帰省客などで混雑する品川に700系のぞみが入線します(写真7)。この列車に乗って九州への旅行がスタートします。

東海道新幹線の景色を楽しむ

写真8. 静岡県に入って起伏のある地形を見る

東京近郊の住宅街を抜けると、山がちな場所を行き、トンネルを抜けて静岡県に入ります。熱海-三島でしょうか、山がちな場所を行きます。この日は富士山は見られませんでした。

写真9. 静岡駅の西側で313系を見る

静岡県のハイライトである富士山が見えない中、列車は進みます。東京と名古屋の中間地点にちかい静岡市です。ここには引上線があり、そこで休んでいる車両も確認できます(写真9)。

写真10. 天竜川を渡る

静岡県には、大井川や天竜川のような大河があります。その大河の1つである天竜川を渡ります(写真10)。

写真11. 浜名湖を見る

静岡県から愛知県に入ります。その境界付近には浜名湖があります(写真11)。ここも1つのハイライトでしょう。

写真12. 名鉄電車を見る

名古屋が近づいてきました。名鉄電車と併走します。ちょうど特急と併走しました。まだ混んでいる時間帯なのに、6両編成でした。

写真13. 近鉄(近江鉄道のほう)の線路を眺める

その名古屋を出ると山林というべき区間も走ります。俗に言う関ヶ原越えです。その関ヶ原越えが終わると、今度は滋賀県の中を走ります。今回は近鉄の線路を確認できました(写真13)。新幹線建設の際、(真相はいろいろあるでしょうが)国から賠償金を奪い取った骨のある会社です。いつか乗ってみたいものです。

写真14. 立派な京都駅

そんなことを考えるうちに、京都までやってきました。駅ビルが立派です(写真14)。

写真15. 新大阪に停車中の700系

京都から1駅、新大阪に着きました(写真15)。ここで私と東海道新幹線の触れ合いは終わりました(でも復路でも活用しましたけどね)。

山陽新幹線と触れ合う

その新大阪ではなかなか発車しません。どうやら前の列車が遅れているため、信号待ちをしているようです。私の乗った列車は5分遅れで発車しました。多客時なので、乗客の乗り降りに時間がかかっているのでしょう。車内放送で「多くのお客さまにご利用いただいているので…」という文言を多用していました。遅れの原因は乗客にもあるということを暗に示しているのでしょうか。

写真16. 播磨地区のゴツゴツとした岩山

新大阪を出て山陽新幹線を走り始めました。姫路の手前でゴツゴツとした岩山がありました(写真16)。これは何でしょうか。高御位山でしょうか。

写真17. 川を渡る

姫路を通過し、山あいの中を走ります。川の姿も確認できました(写真17)。

写真18. 岡山付近の金色の像

新神戸の次の停車駅は岡山です。岡山で停車する直前で大黒天物産の像が見えました(写真18)。新幹線の乗客にもPRしているのでしょうか。

写真19. 山陽路を行く

岡山から広島はのどかな区間と山あいの区間があります。前半戦は比較的のどかな区間です(写真19)。山あいの区間はトンネルに潜ってしまいます。

写真20. また700系だ!

広島に停車しました。すると、JR西日本所属の700系と出会いました。この車両は16両編成ですから、主に東海道新幹線に直通する列車に使われるのでしょう。なお、この列車は広島でガラリと空きました。広島から西は空席が目立ちます

写真21. 広島を発車する

広島を発車します(写真21)。大きな川を渡ります。日本の大都市はたいてい大きな川がありますね。やはり、水は都市を成立させるのに必要なのです。

写真22. 新山口に集結する国鉄型車両

広島の次は新山口に停車します。山口県の中央部にあり、玄関口ともいえる駅です。1時間に1本程度停車しますが、予想外に乗り降りが多いことに驚きました。福山も同様に一部ののぞみが停車しますが、意外に乗り降りは多い印象です。のぞみの停車駅増加に伴う乗車チャンス増加は間違いではなかったのでしょう。時刻表を眺めると、たいていののぞみ号は姫路、福山、徳山、新山口のどれか1駅に停車、たいていのさくら号は2駅~3駅に停車します。

写真24. 小倉付近の工業都市然とした風景

写真25. 小倉周辺の工業都市然とした風景

本州最後の県、山口県の次は福岡県です。小倉周辺は四大工業地帯の1つである北九州工業地帯と習っただけあり、多くの工場がひしめきます。今は北九州工業「地域」としているようです。

写真26. 最後の山中を行く

すぐに山中に入ります(写真26)。小倉と博多を短絡するために山の中を走るのです。

700系の内装を観察する

もうすぐ東海道新幹線からなくなる700系の内装をチェックしてみましょう。基本的には、N700系とそれほど異なりません。N700系は鮮やかなブルーの座席と電球色の照明という、センス的にどうかとおもう内装ですが、700系はそこまで顕著ではありません。

写真27. 700系の内装

N700系のベースとなっただけあり、N700系との大きな違いは感じません(写真27)。

写真28. 700系の座席周辺

座席周辺の様子です(写真28)。新幹線ではおなじみですが、全席が前を向いていて、窓割と座席割が一致しています。ヨーロッパの高速鉄道は1等でもそれが満たされていません。その点、新幹線は高いサービス水準だと思います。そして、高頻度運転(例えば、フランクフルトからベルリンでもそこまで本数は多くありません)、高い定時制もあります。このような高いサービス水準がゆえに乗客が集中し、食堂車などの付帯設備を充実できない側面があります(食堂車を付けたら、「座席を増やせ」と非難が殺到することでしょう)。

写真29. 機能的な出入口周辺

写真30. 機能的なお手洗い周辺

付帯設備も機能的にまとめられています(写真28-30)。

写真31. 博多に到着

このように博多に到着したのです(写真31)。

前後を読みたい!

さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?

←ありません(この乗車記が最初です)

品川から博多まで700系臨時のぞみに乗る(18年夏長崎・福岡鉄道旅行記):今ココ!

特急かもめのグリーン車に乗る(博多→長崎、18年夏長崎・福岡鉄道旅行記)→

※それぞれ別ウィンドウで開きます。

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