いつも弊サイトをご覧いただきありがとうございます。弊サイトは4周年を迎えました。1つの区切りですので、個人的な思いを記します。
写真1. 久しぶりのサンライズ号!(21年GWでの乗車)
開設4周年!
弊サイトは2018年2月24日に開設し、4周年を迎えました。
3周年でも記事を書いています!
上記の記事にも記しましたが、2018年2月24日に接続風景~阪神尼崎が弊サイト開設時の記事です。そして、上記の記事でも記しましたが、鉄道ラボで心がけたことは、「速報にかたよらず、深い考察に踏み込んだ内容をお届けする」の軸から外れないことです。
例えば、ダイヤ改正の記事についてはプレスリリースを発表された後に速報を書くことではなく、実際の時刻表を確認して変更点を詳細に解析するということです。そのような姿勢もあいまって、相変わらず情報ソースとして扱われることが多かったように記憶しています。
海外旅行こそ実施しませんでしたが、国内の良い場所を発見することを目的に、ある程度国内を旅行してきました。私の推測でしかありませんが、あと1年もしないうちに、国境は完全に開放され、国内の観光地は海外からの訪問客で埋まるでしょう。今だけの雰囲気を味わうことが肝要に思います。
サイト運営で行ったこと
写真2. 山手線撮り鉄スポットは今年の新規テーマであった
ここ1年でサイト運営で何を行ってきたのでしょうか。相変わらず(自称)高品質な記事を書き続けたことでしょうか。でも、意識してきたことがあります。その3点を述べましょう。
縦軸と横軸を意識した記事群
3周年の記事でトップページをリニューアルした、と述べました。これで、弊サイトは趣味分野(縦軸)と鉄道会社(横軸)の分類ができました。しかし、これは私の自己満足に過ぎません。多くの鉄道サイトさんを眺めると、会社ごとにカテゴリを分けていて、鉄道の趣味分野でカテゴリを分けているサイトさんは少数です。これでは、多くのサイトさんに慣れた人にとって、弊サイトの分類は自己満足に過ぎません。
では、どうしたら良いのでしょうか。主要な分類で趣味別の分類を残しておき、別に鉄道会社ごとの分類を加えるということです。さて、どのように分類したら良いのでしょうか。
私がたどり着いた答えは、「鉄道会社ごとのまとめ記事を作成」することです。例えば、東急電鉄に関する記事まとめを作成するのです。これで、鉄道会社ごとの記事を作成でき、鉄道会社ごとに記事を探しやすくなるようにしました。さらにまとめ記事についてはカテゴリごとに記事が表示されるように工夫しています。詳細は下の記事に記しています。
CSSの勉強を始めた
昨年はPHPの基本を学びましたが(習得できたのかは別)、PHPはサイトに機能を与えるものであり、サイトデザインを形作るものではありません。そこで、サイトデザインを学ぶべく、CSSの基本を学べる書籍を購入し、新たな知識を学びました(これも習得できたかは別)。
さっそく、CSS Gridという概念を導入し、モバイルでは横2列、PCでは横3列表示という機能を実装いたしました。
これによって、プラグインを1つ削除できました。さまざまな機能を実装すると、どうしてもプラグインが必要です。そのため、このようにプラグインを削除することを考えるべきなのです。
実装方法を以下の記事に記しています。
画像を横並びかつ画面サイズに応じて並べる方法(プラグインなし、CSS Grid利用)
この方法を画像を並べたページは以下の通りです。
- トップページ
- トップページは12のカテゴリ(会社別記事まとめなども含む)をPCで横3列、モバイルで横2列表示にするために利用
- 山手線撮り鉄スポット(山手線撮影地)まとめ
- 山手線撮り鉄スポットでは、65か所の撮り鉄スポットをPCで横3列、モバイルで横2列表示にするために利用
- 山手線の代替経路まとめ(山手線がとまったら?)
- 山手線代替経路では、30か所の出発駅をPCで横3列、モバイルで横2列表示にするために利用
なお、この3つの記事については、同じCSS classを使いまわし、レイアウトを一括して変更できるようにしています。
また、HTMLの基本を改めて学び、さまざまな基本を学びました。ここでは、代表的な3つを示します。
- 箇条書きの基本:ulで箇条書きであることを示し、中にliタグを列挙。
- 箇条書きの応用:olで囲むと、単なる箇条書きではなく、数字で表示。
- 説明リスト:dtタグでタイトル、ddタグで詳細な説明。そのリスト全体はdlタグで囲む
HTMLとCSSの基本は以下の書籍で学んでいます。
2つのミニサイトを構築
サイト運営のプロフェッショナルの発信を見ると、カタログ型コンテンツは安定して閲覧されると聞きます。カタログ型コンテンツとは何でしょうか。私の定義ですが、「一定の範囲内について、均質な視点で網羅的に情報をまとめたコンテンツ」というものです。電化製品のカタログのように、網羅しているので、このように呼ばれるのでしょう。
前の1年で、ダイヤパターン紹介や混雑基本データをまとめました。これらは東京23区の全路線のダイヤパターンや混雑の基本データをまとめたものです。もちろんカテゴリページは表形式にまとめてわかりやすくしています。
ただし、ダイヤパターン紹介や電車の混雑については、趣味分野としてはそこまでメジャーではありません。メジャーな分野は何だろう?鉄道コムの上位サイトを眺めると、車両動向や撮り鉄関連です。ここに食い込むことができれば、メジャーな分野に入れそうです。多くの人は「何系が何線に入線した」という細かな車両動向を記事に書いています。これはずぼらな私にとっては不可能です。
さて、ずぼらな者が撮り鉄界隈に入るにはどうしたら良いのだろう?ちょうど、著名な撮影地で多くの人が集結して殺伐とした事件の情報が流れ込んできました。なぜ、著名な撮影地で多くの人が集結するのだろう?そこしか撮影地がないと思い込んでいるからです。100人が1か所の撮影地に集結するからこのような事件が生じます。もしもこの100人が50か所に分散したら?そこはほのぼのとした趣味世界が広がるだけでしょう。
そこで私は考えました。撮影地を紹介するページを作成すれば良い、と。では、どのように撮影地を探すのでしょうか。インターネットで情報収集?これでは既存のサイトさんの劣化コピーになってしまいます。もっと確実な方法があります。それは、足で稼ぐです。そう!沿線を歩いて撮影地を見つけるのです。これをやるのは大変です。そこで、私は山手線に限定することにしました。山手線沿線に10年以上住み、その前から山手線の駅を日常的に利用していました。この土地勘を生かすことにしました。
山手線の撮り鉄スポット1つ1つの記事は大したことはありません。住所、地図(googleマップを利用)などの基本情報と、撮影例を示しているだけです。珍しい車両を追いかけていませんし、いつもの山手線を撮影しただけです。
しかし、65か所まとめており、山手線撮影地ガイドとしては圧倒的なものであると自負しています。カタログ型コンテンツは個別コンテンツ(例えば四反道跨線人道橋)で検索上位に食い込むことは考えず、まとめ記事で上位に食い込むことを意図していました。つまり、流入経路をまとめ記事 → 個別記事と想定したということです。
また、まとめ記事は個人的なランキングを作成し、読みものとしても成立するようにしました。まとめ記事は比較的読まれていますので、このミニサイトは成功でしょう。
同様に山手線代替経路についてもまとめてみました。これも全30駅から残り29駅に向かうという情報量を意地でまとめた形です。これはあまりアクセスされない記事でした。私の情報整理という意味では意義があったのかな、とも思います。
今後の方向性について
写真3. 良い場所を見つけることも重要(別所温泉で散策)
今後の方向性については大きくは変化しません。「速報にかたよらず、深い考察に踏み込んだ内容をお届けする」の軸から外れない記事を投稿する次第です。また、速報系の記事が多い鉄道サイト界隈のなか、会社横断的なストック情報をお届けするサイトとして歩む心づもりです。
前の1年間と今回の1年間でPHPやCSSを学びました(習得できたとは言っていませんよ!)。これはこれで大変な勉強です。毎日(でもないか)通勤電車で本を読み、サイトに使えないかを眺めています。そして、自分なりに解釈し、サイトに反映させています。単に本を読むよりも実際に手を動かすことが重要と思うからです。このような周辺の勉強は継続しようと思います。
このような表現方法の勉強により、従来プラグイン(機能を追加するもの)によって実現してきた機能やデザインを自分で組んだプログラムに置き換えることが可能です。プラグインではある程度の多様なニーズに対応するために、ある場面では使わない機能も付与されています。携帯電話のアプリケーションと同じで、機能が多いほど動作は重くなります。逆にいうと、自分のプログラムに置き換えると、動作が軽くなることが期待できます。これは表示速度を速くすることにつながります。
とはいえ、表現方法の勉強はあくまでも「表現方法」に過ぎません。大切なものは中身です。特に鉄道やその周辺の状況に関する知識はサイト運営には重要でしょう。「何系が何線に入った」ということも趣味的に重要でしょうが、もっと大切なことは「鉄道は何かを達成するための手段」であるという認識です。鉄道に乗る人は(私のような変人を除いて)何かをするために鉄道に乗るのです。通勤、通学、出張などの何らかの目的を達成するための手段として鉄道に乗るのです。
したがって、鉄道は周囲の状況に左右されます。ことさら社会の勉強をしようとは思いませんが、実生活にも気を配ってサイト運営をしていきたいです。現実世界はモニターの中で動いているわけではないからです。
★1年後にも記事を執筆しています!