一畑電車に乗る(松江しんじ湖温泉→出雲市)

記事上部注釈
弊サイトでは実際に利用したサービスなどをアフィリエイトリンク付きで紹介することがあります

島根県で唯一の私鉄、一畑電車。宍道湖の北側を通りこともあり、独特の風景を堪能できます。今回は、その風景を堪能できました。

写真1. 電鉄出雲市に停車中の電車

復習:一畑電車の概要

さて、一畑電車の概要を簡単に紹介しましょう。

一畑電車の概要

・区間:松江しんじ湖温泉-電鉄出雲市(北松江線)
 ※川跡 - 出雲大社前(大社線)

・営業キロ:33.9km
 ※大社線の営業キロは8.3km

・所要時間:60分前後(普通)、43分(特急スーパーライナー)

・運転間隔:おおむね毎時1本

一畑電車は松江と出雲を結ぶ路線です。途中の川跡で出雲大社方面に向かう大社線が分岐します。大社線は川跡で乗りかえる場合が多いですが、乗りかえは配慮されているので、そこまで苦ではありません。また、松江と出雲の都市間輸送よりも地域輸送に特化しているためか、特急や急行の本数は数えるくらいしかなく、普通が主体です。

一畑電車路線図

図1. 一畑電車の路線図(公式ホームページより参照)

急行や特急もありますが、基本的に停車駅は同じです。そのため、速達列車どうしで所要時間はそう変わりません。前述の通り、普通が主体ですので、速達列車は来ればラッキーという印象です。

運転間隔は朝の松江方面行きは20~30分間隔、夕方の松江発は40分間隔の箇所があるほかは、1時間に1本程度の運行です。1時間に1本とはいえ、末尾の時間は統一されていませんので、その点は注意が必要です。詳細な時刻は公式ホームページの時刻表をご覧ください。この公式時刻表は土曜・休日時刻が上にありますので、ご注意ください。

なお、電鉄出雲市はJRの駅に接していますが、松江しんじ湖温泉はJRの駅から離れた場所にあります。

図2. 松江しんじ湖温泉の位置

松江しんじ湖温泉は中心部からも離れています(図2)。中心部や松江駅へはバスで移動することになります。松江しんじ湖温泉駅と松江駅を結ぶバスには多くの系統があり、そこまで待たされる印象はありません。

一畑電車に乗る

さて、実際に乗ってみましょう。

松江しんじ湖温泉駅

松江城からバスに乗った私は松江しんじ湖温泉駅に到着しました。

写真2. 松江しんじ湖温泉駅の駅舎

松江しんじ湖温泉駅の駅舎です(写真2)。ガラス張りの明るい駅舎です。駅舎の中には商業施設などはありません。

写真3. 駅前に足湯がある

駅の出入口は1つしかありませんが、その駅前には足湯があります(写真3)。「宍道湖温泉」という温泉地にある駅らしい設備です。列車の待ち時間の間に利用するのも良さそうです。

写真4. 駅の内部

駅の内部です(写真4)。必要な設備がコンパクトにまとまっています。小さな売店、コンパクトな待合室があり、右側にはお手洗いの設備もあります。

写真5. 松江しんじ湖温泉の駅名標

駅名標です(写真5)。レトロ感を押し出しているようにも思えます。

写真6. 電鉄出雲市行きが停車中

電鉄出雲市行きが停車中です(写真6)。3ドアのロングシート車の1000系です。東急電鉄の1000系がここに流れ着いています。地方私鉄なのにロングシートというのは味気ないようにも思います。

実際の車窓を堪能する

さて、実際に車窓を堪能してみましょう。

写真7. 運転席後ろの様子

運転席後ろの様子です(写真7)。ワンマン運転をするためなのか、前面展望は良好です。

写真8. オレンジ色のロングシート

ロングシートが展開します(写真8)。

電車が発車しました。

写真9. 宍道湖が見える

宍道湖が見えます(写真9)。途中の一畑口付近までは宍道湖の北側を走ります。

写真10. 国道と並走しながら宍道湖沿いを走る

道路が並走していますが、この道路は国道431号線です(写真10)。

写真11. 松江イングリッシュガーデンが見える

松江イングリッシュガーデンが見えます(写真11)。屋内の庭園と聞きます。

写真12. 素敵な家が見える

途中、素敵な家が見えました(写真12)。

写真13. しまねっこ号とすれ違う

秋鹿町まで来ました。ここで普通松江しんじ湖温泉行きとすれ違います(写真13)。しまねっこ号が使われていました。外装こそ凝っていますが、単なるオールロングシート車に過ぎません。

写真14. 道の駅がある

道の駅秋鹿なぎさ公園があります(写真14)。このような施設はたいてい18時には閉まってしまいますが、鉄道駅の近くにあったほうが鉄道利用を促進できて良いと思います。

写真15. 宍道湖沿いを走る

宍道湖沿いを走ります(写真15)。宍道湖沿いを走るのは景色が良いのですが、駅勢圏が線路の片側に限られ、乗客が限られるという側面もあります。

写真16. 宍道湖沿いを走ります

宍道湖沿いを走ります(写真16)。一畑電車は宍道湖の北側を走ります。いいかえると、一畑電車から宍道湖は南側をみることになります。そのため、宍道湖を見る際には逆光となってしまいます。

写真17. 宍道湖から離れる

宍道湖から離れました(写真17)。

写真18. 向こう側から線路が近づいてきた

向こう側から線路が近づいてきました(写真18)。

写真19. 一畑口にとまる

一畑口にとまります(写真19)。ここは一畑薬師への玄関口となる駅です。昔はこの先の一畑駅まで伸びていました。戦時中に一畑口-一畑が廃止となり、単なるスイッチバック駅になってしまいました。

写真20. 運転士さんが移動する

進行方向が変わるので、運転士さんが移動します(写真20)。急カーブになってもスイッチバックをなくすように駅を移設したほうが良いと思います!

図2. 一畑口駅周辺の様子(googleマップより引用)

一畑口駅周辺の地図を示します(図2)。警察署の駐在所付近に一畑口駅を移設すると良いと思います!

写真21. 宍道湖沿いを走る

一畑口を発車しても宍道湖沿いを走ります。ただし、進行方向が変わったので、宍道湖側の風景は見えずらくなりました。

写真22. 田園風景が広がる

松江しんじ湖温泉を出て、田園風景がずっと広がっています。その様子を撮影してみました(写真22)。

写真23. 湖遊館新駅に停車中

湖遊館新駅に停車中です(写真23)。湖遊館はアイススケート場で、その最寄り駅として開設されています。でも名前に「新」と付けるのはちょっとどうかと思います。

写真24. 平田船川を渡る

川を渡ります(写真24)。このあたりから平田の市街地が近づいてきます。雲州平田周辺はもともと平田市という独立した年でした。中間駅でも有力な存在です。現在は出雲市の一角を占めています。

写真25. 平田の市街地に入ってきた

その平田の市街地に入ってきました(写真25)。

写真26. 車両基地がある

その雲州平田には車両基地があります(写真26)。新型がとまっていました。この車両はクロスシート車なので、この車両を多く充当してほしいと個人的には思います。

写真27. 雲州平田までの運賃一覧

ワンマン運転ですので、車内で運賃を精算します。そのため、運賃が表示されているのですが、松江しんじ湖温泉からの運賃は680円です(写真27)。一方、松江しんじ湖温泉から電鉄出雲市までの運賃は700円です。雲州平田までは競合相手がおらず、出雲市では競合相手がいるので、このような運賃体系になっています。

写真28. 田園風景が広がる

田園風景が広がります(写真28)。とはいっても、松江よりよりも建物が多い印象があります。

写真29. 風情ある駅舎

途中、風情ある駅舎の駅がありました(写真29)。

写真30. 川跡が近づいてきた

一畑電車で唯一乗りかえのある駅、川跡が近づいてきました。「かわと」と読みます。向かいに停車しているのは、電鉄出雲市発松江しんじ湖温泉行きです。この影に隠れて川跡始発出雲大社前行きが停車中です。3つの電車の到着時刻と発車時刻を重ねることによって、乗りかえ時間が短縮されます。これはこれで考えられたオペレーションです。

写真31. 川跡に停車中の出雲大社前行き

出雲大社前行きがとまっています(写真31)。乗りかえの利便性を考えるのであれば、川跡始発を中線に入れてその中線の両面にホームを設置したほうが良いのですが、地方民鉄の一畑電車にはそこまでの工夫は難しいでしょうか。

写真32. 川跡を発車!

川跡を発車しました。先ほど川跡に停車していた出雲大社前行きも発車しています(写真32)。乗りかえ時間が最小化されている様子がわかります。

写真33. 出雲大社前行きが分かれた

出雲大社前行きが分かれました(写真33)。

写真34. 出雲の市街地に入ってきた

出雲の市街地に入ってきました(写真34)。出雲市は松江市に次ぐ島根県第2の都市です。

写真35. 高架線に上がる

このあたりはJRと並走する区間で、踏切の解消のために高架になっています(写真35)。毎時1本ペースで踏切を解消することによる効果はどれほどなのでしょうか。

写真36. まもなく電鉄出雲市

まもなく電鉄出雲市です(写真36)。このあたりは出雲市の中心に近いはずですが、そこまで発展している様子はありません。自動車社会で、商業施設が郊外に移転している影響もありましょう。

写真37. 電鉄出雲市に到着!

電鉄出雲市に到着しました(写真37)。近年の一畑電車は多くの車両がこのようなカラーで統一されています。

写真38. 駅名標

駅名標です(写真38)。松江しんじ湖温泉と同様のものです。

出雲市駅構内を歩く

電鉄出雲市はJRの駅とやや離れています。

写真39. 電鉄出雲市のホーム

電鉄出雲市のホームです(写真39)。質素でありながら、清潔感のあるホームです。

写真40. 1Fに降りる

電鉄出雲市は2Fにホームがあり、1Fに出入口があります。2Fのホームから階段で降りる際にわざわざ曲がります(写真40)。曲がらないほうがJRの乗りかえや中心部へのアクセスは改善されますが、それをしなかったのはやや残念です。

写真41. 電鉄出雲市を眺める

電鉄出雲市を眺めます(写真41)。

一畑電車に乗ってみて

一畑電車に乗ってみて、松江フォーゲルパークや川跡の乗り降りが多いように感じました。また、家々の多い出雲市よりのほうが利用が多い印象です。特に、出雲大社参拝客が目立つであろう、川跡-電鉄出雲市では立ちも認められました。また、限られた条件であってもなるべく高速で運転しようという努力も見られました。

それなりに利用があり、当分はこのまま推移することになるでしょう。しかし、松江中心部へのアクセスの貧弱さ、一畑口でのスイッチバック、そしてパターン化されていないダイヤなど改善点も認められました。本来であれば、松江駅まで延長しつつ、本数を毎時1本の普通と2時間に1本の急行(出雲大社前発着)とし、朝以外は発車時刻をそろえるという工夫を行い、さらに一畑口のスイッチバックを解消する方向で動いてもらいたいものです。

前後を読みたい!

さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?

←(前)松江城の観光(天守閣、アクセスや洋館も収録、21年GW)

一畑電車に乗る(松江しんじ湖温泉→出雲市)←今ココ!

特急やくも号の乗車記(車内と車窓を収録、出雲市→松江、21年GW)(次)→

※それぞれ別ウィンドウで開きます。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする