東武鉄道ダイヤ改正~リバティと日光線快速系統廃止

記事上部注釈
弊サイトでは実際に利用したサービスなどをアフィリエイトリンク付きで紹介することがあります

東武鉄道がダイヤ改正するという情報がありました(新鮮味がないですね)。そこで、私なりに考えてみます。

500系リバティ

写真. 東武鉄道ご自慢のリバティ

このページの概要(目次、タップできます)
  1. 特急の増発、会津田島までの延長
  2. 廃止される快速と区間快速

特急の増発、会津田島までの延長

今回の1番のポイントは、新型特急による会津田島までの直通でしょう。

東武特急運行形態

図1. 東武特急の運行イメージ

従来、6両編成の特急が東武日光または鬼怒川温泉に乗り入れていましたが、新型特急は下今市で切り離します。3両が東武日光へ、3両が鬼怒川温泉に向かいます。これにより、東武日光にも鬼怒川温泉にも直通できます(現在は片方にしか直通できません)。
また、従来特急が直通していない野岩鉄道や会津鉄道にも直通します。直通する特急は以下の通りです。

<下り>
リバティ会津101号 浅草6:30→会津田島9:45
リバティ会津111号 浅草9:00→会津田島12:24
リバティ会津117号 浅草11:00→会津田島14:20
リバティ会津129号 浅草14:30→会津田島17:39

<上り>
リバティ会津128号 会津田島10:43→浅草14:15
リバティ会津132号 会津田島12:50→浅草16:16
リバティ会津140号 会津田島14:57→浅草18:15
リバティ会津148号 会津田島17:48→浅草21:15

現在の快速(と区間快速)の直通は下り7本、上り4本存在していますので、その意味でいえばやや不便になりますね。特に、遅い時間帯の下りと早い時間帯の上りが存在しないのは不便といえます。まあ、AIZUマウントエクスプレスと東武特急の接続で我慢しなさいということでしょうか?

東武日光に停車中のAIZUマウントエクスプレス

写真1. あかべぇが美しいAIZUマウントエクスプレス

電球色がイカしているAIZUマウントエクスプレスの車内

写真2. 電球色の照明がイカしているAIZUマウントエクスプレスの車内

その他、野田線Urban Park Lineに直通する定期特急が設定されます。これは史上初のことです。つくばエクスプレス経由のほうが便利だと思いますが、東武鉄道は何を考えているのやら

廃止される快速と区間快速

東武一般列車運行形態

図2. 快速から急行へ

日光、鬼怒川方面に直通する快速と区間快速は全廃されます(図2)。ガス抜きとして南栗橋-東武日光間に急行と区間急行が新設され、半蔵門線から方面からの利用では乗り換え駅が変更になるだけとごまかしていますフォローしていますが、どう考えても改悪ですね。「いいから特急に乗れ」という東武鉄道の本音が見えてしまいます。快速利用者が特急に変更してくれれば良いですが、そもそも東武日光方面に向かわなくなる、沿線住民のJRへのシフトが生じる可能性も指摘できます。

東武としては、古い6050系を廃止して、都心側の一般列車を4ドア車に統一したいのでしょう(北千住のホームドア新設で6050系の複々線区間乗り入れは終了すると見込んでいました)。私としては、3ドアクロス車として存続させて欲しかったのですが、客単価上昇と使用車両の統一という波には勝てなかったのでしょう。ホームドアはバータイプを採用すれば、3ドア車の乗り入れは可能です。

夕方に運転される東上線快速

写真3. ダイヤ改正後も残る快速

なお、東上線の快速は存続します(写真3)。そもそも東上線に関するダイヤ改正に関するアナウンスはありません。有楽町・副都心線でのダイヤ改正は東上線には及ばないということなのでしょう。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 東武宇都宮線利用者 より:

    東武宇都宮線江曾島から、朝、都心へ向かう場合、これまでは、新栃木で快速に乗り換え、一気に浅草まで行けましたが、今度の改正では南栗橋乗り換えになり、着く時刻も15分近く遅くなってしまいました。これは、東武線で東京方面まで仕事に通う者にとっては、乗り換えの身体的な負担も、時間的面も、大問題です。9-10時頃に浅草に着く快速は、何とか復活していただきたいと思います。

  2. tc1151234 より:

    東武宇都宮線利用者さま
    コメントありがとうございます。東武宇都宮線利用者さまのように継続利用してもらえたり、特急に切り替えたりすれば、東武としては成功でしょう。しかし、JR線に切り替えたり、自家用車へ流出されてしまっては、ダイヤ改正の成否は疑問ですね。
    個人的には、快速は3ドア転換クロス車(6両固定)として、日光方面へは存続、鬼怒川方面は特急(ただし下今市以北は料金不要)とするのがスマートではないかと思います。