【ドイツ列車ネット予約】フランクフルトからベルリンのチケット手配

記事上部注釈
弊サイトでは実際に利用したサービスなどをアフィリエイトリンク付きで紹介することがあります

ドイツの経済の中心地であるフランクフルトと、政治の中心(首都)かつ最大都市ベルリンは、高速列車で4時間ほどで結ばれています。この間の列車はどのように予約しているのでしょう?

列車でのフランクフルトとベルリンの移動(時刻表あり、18年対応)でフランクフルトとベルリンの時刻表などについて懇切丁寧に解説しています。

ヨーロッパの列車予約の概念

ここでは、フランクフルトとベルリンを例にして予約方法を懇切丁寧に説明します。では、「ケルンとハンブルクの移動では?」などのような疑問が生じることでしょう。そこで、このページでは一般的に適用できるように、まずは予約方法の概念や日本との違いも述べましょう。このようにすることで、ドイツ鉄道のページだけではなく、フランス国鉄などにも応用できるようになるのです(やさしー)。

日本との違い

相手は海外です。日本の常識は通用しません。日本の常識と大きく異なる内容をまとめましょう。

同じ列車でも予約する時期などで料金が異なる

日本の列車だと、1か月前に予約しても発車5分前に予約しても同額です。しかし、ヨーロッパは異なっています。そう、早く予約するほど安いのです。また、日本の列車だとチケットの種類でキャンセル規程が異なることはありません。一方、ヨーロッパの鉄道は安いチケットはキャンセル不可で、高いチケットはキャンセル可能です。日本の鉄道よりも日本の航空機に近いと考えるとわかりやすいでしょう。

進行方向逆向きの席がある

ヨーロッパの鉄道は、基本的に椅子の向きは変えられません。スペインの高速列車(AVE)やフランスの高速列車(TGV)だと、1等車の座席の向きが変えられる車両もありますが、それらは例外と考えましょう。
また、座席割と窓割が一致していません。新造車なのだからその辺りを考慮するのが当然だと日本人の私は強く思いますが、日本ではないのです。
これらをまとめますと、座席の選択に気を使う必要があるのです。

自由席と指定席がない!

ドイツやオーストリアなどの中央ヨーロッパの鉄道の高速列車(ICE)や特急列車(ICやEC)には、明確な自由席や明確な指定席は存在ません。あらかじめ座席指定はできますが、座席指定をしなくとも構いません。座席指定された席だけが指定席でそのほかの席は自由席なのです。
日本の新幹線に例えましょう。ある人がのぞみ1号の1号車1Aを品川から京都まで予約したとしたら、その座席は品川から京都までは指定席、ほかの区間は自由席という考えなのです。車内には予約区間が明示されていますので、予約区間が明示されていない場合は自由に座れるのです。座席指定さえしなければ鉄道パスだけで乗車できます。

イタリアやフランスなどは全車指定席です。また、鉄道パスだけでは乗車不可です。その点、中央ヨーロッパは進んでいますね!

インターネット手配概論

インターネット予約~実際の乗車の流れは以下の通りです。
1) インターネットで予約する(クレジットカート必須)
2) 1)の予約票(A4でプリントアウトしたもの)、クレジットカード、身分証を持参
3) 1)の予約票で指定された席に着席して、車掌に2)を呈示

実際の手順の紹介

では、実際に列車を手配しましょう。ここでは、「検索」しながら「予約」が可能なシステムになっています。

1. ドイツ鉄道のホームページを開く

1. ドイツ鉄道HP

ドイツ鉄道ホームページを開きます。DBと検索すれば出てくると思います。

2. 英語に変更する

2. 英語に変更

上のバーをいじってEnglishを選択しましょう。英語よりドイツ語のほうがわかる人?そんな人は日本語で書かれた弊サイトを読まないでしょうね。

3. 出発駅のフランクフルトを入力

3. Frankfurtと入力

検索するには、出発駅と到着駅を入力しなければなりません。ここで、出発駅のフランクフルトを入力します。いくつか選択肢が示されますが、Frankfurt(Oder)は絶対に選んではいけません。経済都市のフランクフルトとは全く異なるポーランド国境のフランクフルト(オーダー)を選択されてしまいます。もちろん、Frankfurt(Oder)に用事があり、そこに向かう明確な意志があれば話は別です。
通常であれば、Frankfurt(Main) HBFで構いません。これは、フランクフルト中央駅という意味です。

4. 目的駅のベルリンを入力

4. Berlinと入力

次に、目的地にベルリンを入力します。通常、高速列車のICEはBerlin HBF(ベルリン中央駅)を拠点としていますから、Berlin HBFを選択します。ベルリン市内で別の駅に停車しますが、中心街からは離れた箇所です。明確な意思がある場合は別として、Berlin HBFを選択すれば間違いはないでしょう。

5. 日付を選択

5. 日付の選択

日付も選択します。3か月先まで予約できますから、自分の移動日を選択します。ここでは、4/26としましょう。

6. 割引条件や人数を選択

6. 割引条件を選択

割引条件や人数を選択します。バーンカード所有者はバーンカードの種類を選択しますし、レイルパス利用者であればシートの予約だけを選択します。今回はレイルパス利用ですので、Seat Onlyを選択します。

※夜行列車の大多数はシートのみ予約という操作ができないようになっています。

7. 列車を選択

7. 列車を選択

列車を選択します。ここでは、9:02発の速達便にしましょう。所要時間の右側に書いている0という数字は乗り換え回数です。今回は乗り換え0回なのです。速達便は2時間に1回しか運転されません。

8. 列車の詳細を確認

8. 列車の詳細を確認

列車番号などの詳細な情報を知りたくなるのは、マニアの性なのでしょうか?ここでは見てみることにします。ICE1535で、食堂車付きなことがわかります。また、ベルリン中央駅行きではなくもう少し先の駅まで行くようです。この駅に行く(ベルリン東駅を通らない)ということは、ベルリン市内は高架線ではなく地下線を通ることもわかります。

9. 停車駅を確認

9. 停車駅確認

Show Intermediate Stationsをクリックします。すると、停車駅とその時刻が示されます。エアフルトにも停車しますね。この列車はエアフルトで見事な接続は展開されませんね。

10. 会員登録の確認画面

10. 会員登録有無確認

列車の概要がわかったところで、予約を進めましょう。列車選択画面でProceedをクリックすると、このような画面になります。簡単にいうと、「会員登録してる?していればログインね!登録していなければ登録ね!」という意図の画面です。私ですか?会員登録するのも手間なので、「会員登録しない!」という信念を持って、次に進みます。

11. 座席の属性を選択

11. 座席は後で選ぼう

ヨーロッパの鉄道には、コンパートメントが存在します。そのほかに、開放室(日本では一般的な客室)も存在します。そのような属性を選択する画面です。後で詳細に検討しますので、ここでは全て「any」としておきましょう。

12. 座席を選択

12. 座席を選ぼう!

座席表から選ぶという画面が現れますので、そこをクリックしましょう。具体的には、Select seatをクリックするのです。

13. 座席表から選択

13. 座席表

座席表が出てきました。北向きの車両のほうが号車番号が大きいという規則があるようですので(検索結果をくまなく見ました)、ベルリンに向かうのは28号車が先頭と判断しました(これが正しいかどうかは知りません)。先頭車に空席がありましたので、そこを選択しましょう!ICE-Tには展望席が付いているのです。先頭部分が3列だとICE-3で2列だとICE-Tのようですね(これも検索結果からの類推です)。

14. 座席を変更した状態で決定

14. 座席を変更

そのように座席を変更して予約内容を決定します。ちゃんと28号車の11番席になっています。

15. オンラインチケットを選択

10. PDF送信を選択

送付方法は郵便とオンラインを選択できます。日本まで郵送してもらうのも大変でしょうから、私はオンラインチケットを選択しました(というよりどのように住所を入力するのだろうか?)。メールでPDFファイルとして送付されますので、これを印刷した上で当日に持参するのです。

※当日は予約したクレジットカードを忘れないようにしましょう。

16. 個人情報を入力

12. 個人情報を入力(住所は適当)

個人情報を入力します。重要な箇所は氏名(パスポートと同じ表記)、国籍、メールアドレスでしょう。住所は日本式ではないので、どのように書いたら良いのかわかりません。それっぽく書いておきました。

17. クレジットカード番号を入力

13. クレジットカード番号を入力

最後にクレジットカードの番号を入力します。私の所有するJCBカードがありましたので、一安心です。

18. DBからのメールの添付ファイルを印刷

このようにすると、瞬時にDBからメールがやってきます。このメールに添付されているPDFファイルを印刷します。家にプリンターがない?そんな人はUSBメモリにPDFファイルを保存してコンビニで印刷するだけです。

ここまで詳細に解説しました。公式サイトから予約できると思いますが、日本語で予約できないことに不安を感じる人もいるかもしれません。下記のサイトであれば、日本語で予約できるので安心です。


Omio:ヨーロッパ鉄道旅行交通予約サイト

また、その予約にはクレジットカードが便利です。

個人的にはエポスカード がおすすめです。

海外旅行に使えるカード:エポスカードで詳細を紹介しています。

あとがき

このように詳細なマニュアルを書いている私の海外旅行経験は何回だと思いますか?10回はかたい、20回位?もしかして、在住経験がある?そのような感じかもしれません。でも、私は1回しか海外旅行は行っていないんですよ。そんな私なので、初心者がやりがちなポイントを詳細に書けたのです。そして、なぜこんな内容で記事を書いたのか?実際にフランクフルトからベルリンまでのICEに乗ったからです

列車でのフランクフルトとベルリンの移動(時刻表あり、18年対応)でフランクフルトとベルリンの時刻表などについて懇切丁寧に解説しています。

ここまで詳細に解説しました。公式サイトから予約できると思いますが、日本語で予約できないことに不安を感じる人もいるかもしれません。下記のサイトであれば、日本語で予約できるので安心です。


Omio:ヨーロッパ鉄道旅行交通予約サイト

また、その予約にはクレジットカードが便利です。

個人的にはエポスカード がおすすめです。

海外旅行に使えるカード:エポスカードで詳細を紹介しています。

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コメント

  1. Koh_T より:

    こちらのサイトにたどり着き、昨夜無事にICEの座席指定ができました。
    パス利用なので、記事と同様にSeat onlyで進みました。
    15番目の画面が表示されず14番から16番に飛びましたが、
    結果的にはconfirmationのメールに online seat reservation のメールが添付されて届きました。
    たいへん心強い記事でした。ありがとうございました。

    • tc1151234 より:

      Koh_Tさま、コメントありがとうございます。この記事は私が実際に予約した記録を残しただけのものです。その記録がここまで約に立ったとのこと、これは大変嬉しく思います。

      この他に、乗車記や時刻表のまとめなどもありますので、ご参考にどうぞ!