多くの著名な山々があるスイス。そうはいっても、山以外にも素晴らしい観光地が多くあり、その美しい風景を堪能できる鉄道旅行は魅力たっぷりです。そんなスイス鉄道旅行の基本的な情報をまとめました。
写真1. 古都ルツェルンの夜景が美しい
情報2019年のスイス旅行の経験をもとに本記事を執筆しましたが、2023年のスイス旅行の経験を踏まえ、大幅にアップグレードいたしました。
スイスとその鉄道の基本知識
まず、スイスの概要について簡単にまとめます。概要といっても多くの側面がありますが、ここでは鉄道旅行に関する内容をまとめます。
・首都:ベルン(チューリッヒやジュネーブではないので要注意!)
・鉄道の営業キロ:3237km(2013年のデータ、世界の鉄道より引用)
・主な都市:ベルン、チューリッヒ、ジュネーブ、バーゼル
・主な観光地:ツェルマットなどの山々、ベルンなどの古い街並み
スイスはよく知られているように、「永世中立国」です。永世中立国は継続的に中立国(戦争でどの陣営にも所属しない)ということです。現在、スイス周辺はまともな国家ばかりなので、あまりその意味は強くなさそうですが、かつては戦争に巻き込まれないというメリットがありました。そのため、スイスの多くの都市は空襲にもあわずに昔の姿をそのまま残しています。
スイスは「山」「永世中立国」くらいのイメージしかなく、そのほかのことはあまり知られていないでしょう。例えば、言語はご存知でしょうか。スイス語というのはなく、ドイツ語、フランス語、イタリア語が主に使われています。使われる言語は地域によって違いがあります。チューリッヒはドイツ語、ジュネーブはフランス語という具合です。人口の6割以上がドイツ語を話すといわれています。
ドイツ語を使う人は合理的な思想なのでしょうか。事実、スイスの鉄道運営はドイツやオーストリア(オーストリアもドイツ語を話す国です)と同様に合理的な運営がなされています。とはいえ、ドイツとは異なったのどかな景色など独自の魅力が詰まっています。のどかな風景を楽しみつつ、オペレーションは合理的で利用するぶんにはストレスはたまりづらい、という観光客好みの国といえましょう。
なお、スイスに限らず、世界各国の鉄道に関する基本情報がまとめられた優良書籍(世界の鉄道)があります。スイスの鉄道に興味がわいたら、下記の書籍で周辺国の知識を広げることも重要です!
スイスの鉄道利用について
では、スイスの鉄道利用の実践的な内容について紹介しましょう!
写真2. チューリッヒ中央駅に停車中のIC
スイスの列車種別
スイスは日本と同じく鉄道大国です。そのため、役割に応じて列車種別があります。その列車種別は基本的に以下の通りです。便宜上、日本に相当する列車種別を挙げていますが、日本とスイスは異なる国です!そのため、完全に対応するわけではありません。
・IC:日本の在来線特急に相当。1等、2等ともに任意指定制
※主要駅間を60分以内(あるいは90分以内など)で結ぶために高速新線を建設した区間もあります。
※ドイツからICE、フランスからTGVもやってきますが、スイス国内はICの一員として走ります
写真3. ローザンヌにやってきたTGV
・IR:日本の在来線特急(地域密着型)に相当。1等、2等ともに任意指定制
※ICよりやや停車駅が多いタイプです。日本でいう多停車型の特急(昔のことばでいう急行)に相当します。
写真4. ルツェルンに到着したIR(ゴールデンパスラインの一員)
・RE:日本の在来線快速に相当。観光路線では1等が連結されていて、任意指定制。
※任意指定制を採用している路線の1つに観光路線のゴールデンパスラインがあります。
・R:日本の在来線普通に相当。
・Sバーン:日本の都市近郊電車に相当。ただし、ジュネーブやローザンヌではRERと称する
※Sバーンはドイツ語の呼びかたで、フランス語の呼びかたはRERです。その違いが生じています
スイスには地下鉄のUバーンはありません。ローザンヌにはスイス唯一の地下鉄がありますが、フランス語圏ですのでメトロと呼びます。
ICとIRについて任意指定制と記しましたが、そもそも任意指定制とは何でしょうか。常磐線特急や中央線特急と同じといえば簡単ですが、もう少し細かく説明しましょう。
日本ではJRの多くの特急に指定席と自由席が連結されています。1号車は指定席、2号車は自由席という具合に、それらは厳格に区分けされています。しかし、これでは自由席だけ混んだり、指定席だけ満席だったりと不合理です。
そのようなことがあるのか、スイスの長距離列車には「自由席」「指定席」という区分けはありません。予約された席が指定席で、そうでない席は自由席です。
わかりやすくするために、日本の新幹線のぞみ号で例えましょう。今、のぞみ1号博多行きに乗っているとしましょう。目の前の1A席は東京から名古屋までの予約が入っていますが、隣の1B席は京都から広島までの予約が入っています。この場合、1A席は東京から名古屋は指定席、名古屋からは自由席です。一方、1B席は東京から京都と広島から博多までは自由席、間の京都から広島までは指定席です。ご自身が座席を予約していない場合は、東京から名古屋までは1B席に座り、名古屋からは1A席を使うのです。
このように座席を指定しない場合は座席を移動する可能性があります。これが嫌であれば、手数料を払って座席を予約するば良いですし、手数料が惜しければ座席を予約しないだけのことです。
写真5. 座席の予約状況を示す表示(オーストリア国鉄の列車での撮影ですが、基本原理は同じです)
では、どのように特定の席に予約が入っているか確認するのでしょうか。きちんと車内に座席予約状況が表示されています(写真5)。この場合、ザンクトペルテンからリンツまでは座席予約済、他の区間は予約なしということです。このとき私はウィーンからザンクトペルテンまでの乗車でしたから、この座席は気兼ねなく使えます。
この写真はオーストリアのものですが、スイスでも同様のシステムです。観光列車の場合はともかく、一般路線の場合はほとんどの人が座席を指定していませんでした。私も1回も座席を予約していません。
スイスの観光列車3つ
スイスには観光列車が3つあります。これらに乗らずしてスイスの鉄道旅行語れずという部分も強いので、ここでも紹介します。
・氷河急行
・ベルニナ急行
・ゴールデンパスライン
それぞれ基本的な情報をまとめます。
氷河急行の基本情報
氷河急行というのは日本人くらいで、現地ではGlacier Express(グラッシャーエクスプレス)と呼びます。スイス南東部の山岳地帯を走ります。
・区間:ツェルマット-サンモリッツ
・所要時間:7時間30分程度
・本数:1日2往復
※夏場は全線通しの2往復のほかに、ツェルマット-クールの区間便1往復、ブリーク-サンモリッツ1往復が加わり、ブリーク-クールは1日4往復体制です。
・座席:全席指定制
・見どころ:素晴らしい渓谷
図1. ツェルマットとサンモリッツの位置関係(googleマップより引用)
ツェルマットとサンモリッツの位置関係を示します(図1)。氷河急行はスイス南部を通りますが、最適経路はスイス北部を通過する経路です。両地点の移動を考えるのであれば、スイス北部を通過する経路を利用すれば良いですが、氷河急行の見どころは沿線の美しい渓谷です。
詳しいことは公式サイトにまとめられています。日本語サイトなので安心してください!
なお、氷河急行そのものは非常に混雑し、座席も指定されますが、同じ経路を通る普通列車もあります。沿線の街に宿泊しながらめぐる旅も良いでしょう。普通列車は1時間間隔で運転されていて、それなりに便利です。
指定席もありますが、指定席含めてスイストラベルパスは有効です。ただし、指定席を購入する場合は、座席指定券は必要です。
ベルニナ急行
氷河急行よりも運転区間・運転時間が短く、お手軽に楽しめることもあって、根強い人気を誇るルートです。
・基本運転区間:サンモリッツ-ティラノ(イタリア)
※別の運転区間の系統もあります
・所要時間:2時間30分程度
※サンモリッツ-ティラノの場合
・本数:1日2往復
※上記のほかに、冬以外はクール-ティラノ1往復、ダヴォス-ティラノ1往復が運転されます
・座席:全席指定制
・見どころ:素晴らしい渓谷
図2. サンモリッツとティラノの位置関係(googleマップより引用)
サンモリッツとティラノの位置関係を示します(図2)。スイス南東部を行き、イタリアの端に至る路線です。さきの氷河急行の所要時間が7時間半程度なのに対し、こちらのベルニナ急行は2時間半と1/3程度の所要時間です。そのため、お手軽に渓谷美を楽しめると人気があります。終点のティラノからバスを使って、ルガノに抜けることもできます。
なお、この列車そのものは全席指定制ですが、同じ線路を普通列車も走っていて、予約なしで乗ることができます。普通列車は1時間間隔で運転されていて、それなりに便利です。
詳しいことは公式サイト(日本語!)に書いていますので、そちらもご参照ください。
ゴールデンパスライン
写真6. 美しい景色を堪能!
スイス中央部から西部にかけて山と湖の美しい景色を眺められる鉄道路線があります。それがゴールデンパスラインです。今までの2ルートと異なるのは、3つの鉄道路線をまとめて呼んでいて、直通列車がないことです。
以下の3つに分かれます。
図3. モントルー-ツヴァイジンメンの経路(googleマップより引用、図3)
・モントルー-ツヴァイジンメン:所要時間2時間程度(図3)
※この区間にはパノラマ車が走ります。ガイドブックで取り上げられることも多い列車です
図4. ツヴァイジンメン-インターラーケンの経路(googleマップより引用)
・ツヴァイジンメン-インターラーケン:所要時間1時間程度(図4)
※この区間には展望車が連結された車両はありません。ただし、景色は良いものです。
図5. インターラーケンールツェルンの経路(googleマップより引用)
・インターラーケンールツェルン:所要時間2時間程度
※IRが1時間間隔で運転されていて、このIRは任意指定制です。ただし、1等であれば座席予約なしでもじゅうぶんに座れます。IRが全て展望車を連結しているので、ある意味「当たり外れ」がなく、気軽に利用できます
※日本語による公式サイトがありますので、そちらもご覧ください。
途中での乗りかえも含むと、所要時間は5時間以上かかります。中間の鉄道と両端の鉄道ではレール幅が異なるので、直通運転ができないのです。
中間の鉄道は国鉄と直通運転を行い、スイス各地はおろかドイツ直通も設定されています。このように途中で乗りかえがあるので、1日で乗ることばかりが能ではありません。
この区間での白眉はMOB鉄道によるゴールデンパスパノラミックでしょう。この車両で運転される列車の概要を示します。
・区間:モントルー-ツヴァイジンメン
・所要時間:2時間程度
・本数:1日7往復程度
※近代的なパノラマ型の車両、クラシッカルな車両による運転があります
スイスの列車利用方法
(我々外国人にとって)長距離列車の使いかたは2通りあります。1つは鉄道パスを利用して、気ままに乗ること。もう1つは事前に安い金額で予約して利用する方法です。スイスの鉄道がありがたいのは、乗車券なしで座席指定券だけ購入できることです。
鉄道パスを利用して座席を予約するのは、「その列車に乗ることがおおむね確定しているが、行動にある程度の自由度を与えたい」場合が良いでしょう。また、事前に乗車券込みで予約するのは、「その列車に乗ることがほぼ確定している」場合が良いでしょう。
また、スイスの場合は自然相手の観光地が多いです。そのような場合は、ある日と別の日の目的地を入れ替える可能性も大きいです。そのような場合を考慮して、鉄道パス+自由席利用が鉄則です。座席を予約するのは観光列車の展望席くらいで何ら支障はありません。
スイスに限らず、ヨーロッパの列車の多くは座席の向きを変えられません。列車は前後に動く乗りものですから、必然的に半分程度の席は後ろを向いています。これはどうかしていると思いますが、旅行者はこれに対応せねばなりません。
そのため、列車の進行方向に向かう座席を選択する必要があります。スイスの場合は、向かい合わせ座席になっていることが多いです。(特に1等であれば)楽に進行方向向きの座席を選択できますので、その場での勝負となりましょう。
接続を考えられたスイスの列車ダイヤ
写真7. ベルン駅で接続をとる列車たち
スイスは一極集中ではなく、全国に都市が散らばっています。そのため、任意の場所から任意の場所への利便性を確保する必要があります。一方で、それぞれの需要はそこまで大きくなく、全てのニーズを考えていたらきりがありません。そこで、スイスでは主要駅での接続が考慮されています。
でも、どうやったら全方面の接続を考慮できるのでしょうか。答えは主要駅にほぼ同時に到着し、ほぼ同時に発車させるというオペレーションです。毎時00分と30分の直前に各方面からの列車が到着し、毎時00分と30分の直後に各方面への列車が発車します。こうすれば、最悪でも10分間のロスで済みます。
これが毎時展開されます。別のいいかたをすると、1時間に1回以上(幹線は30分に1回以上)列車がやってくるのです。これだとローカル線にも乗りやすいですね!先ほどの景観ルートの普通列車が1時間間隔なのも、そのような交通政策の一環です。
このようにして、スイス国内に充実した長距離列車網を築いているのです。
図2. スイスの長距離鉄道網(公式サイトより引用、リンクをクリックするとスイス国鉄サイトからご自身の端末にそのままダウンロードされます)
頭端式の駅と通過式の駅
日本の多くの駅は通過式の駅ですが、ヨーロッパの多くのターミナル駅は頭端式といって、ホームの端に駅舎があり、行き止まり式の駅が多いです。
写真8. 頭端式のチューリッヒ中央駅
ただし、スイスは通過式の駅もそれなりに多く、主要なターミナル駅は以下のようになっています。
・通過式:ベルン駅、ジュネーブ駅、バーゼル駅、ジュネーブ(コルナヴァン)駅
※ただしバーゼル駅を通り、フランスを通らない列車は進行方向を変えます
・頭端式:チューリッヒ中央駅(写真8)、ルツェルン駅
※ただしチューリッヒ中央駅には地下ホームがあり、地下ホームは通過式の駅です(長距離列車でも地下ホーム発着があります)
スイスの鉄道旅行で印象に残った場所
スイスの鉄道旅行で印象に残った場所を紹介します。
首都ベルンの街並み
首都ベルンは世界遺産に登録されています。日本人は少なかったですが、こんな素晴らしい都市を見逃すのはもったいないです。首都でありながらコンパクトで観光にもそう時間がかかりません。
写真9. ベルンの街並
リギ山への旅
リギ山の登山鉄道。これは世界初の登山鉄道とされています。スイスの中では有名ではありませんが、ある程度お手軽に楽しめる登山でもあります。そんなリギを訪問しました。
ゴールデンパスラインの旅
スイスの景勝ルートの1つ、ゴールデンパスラインを旅しました。その道中を記しています。予約をしていませんでしたが、1等車であれば非常に空いていて、1時間間隔で利用できたので、「お手軽」な景勝ルートともいえましょう。
スイス西部の都市、ローザンヌ
写真10. レマン湖は美しい!
スイス西部にローザンヌという都市があります。ここはレマン湖(※)に接していて、先進的なメトロも通っています。そんなローザンヌをお手軽に楽しめました。
※レマン湖はずっと行きたい場所でした。なぜかって?「レ」を抜いて発音してみましょう!
スイスの列車乗車記
スイスの列車の乗車記を記しています。
ICの乗車記
スイスの長距離列車はICです。そんなICに乗る機会に恵まれました。本記事では新しい車両のものと古い車両のものを取り上げます。
(新しい振り子電車による旅)
新しい振り子電車の旅です。2019年に国内列車に、2023年に国際列車(ブレゲンツはオーストリアです)に乗っています。
(昔ながらの客車列車の旅)
昔ながらの客車列車に乗っての観光も堪能しました。景色はそこまで期待していませんでしたが、意外と景色がきれいで感動したことも覚えています。
ローザンヌからベルンへの特急の旅(スイス、インターシティ、19年夏)
夜行列車の旅
写真11. 夜行列車の車内(ハンガリー車による運転)
スイス国内には夜行列車はありませんが、オーストリアをはじめとする中央ヨーロッパ方面に夜行列車が運転されています。その夜行列車に乗ってスイスに入国しました。
スイスの鉄道旅行に関する細かくて深い情報のごあんない
ここまで大まかな内容を述べてきました。しかし、それだけでは芸がありません。そこで、スイス鉄道旅行の細かな利用場面ごとにその詳細を書きました。狭くて「深い」情報を収録しています。
スイストラベルパス関連
スイスの鉄道パスをスイストラベルと呼びます。このパスはスイス国内の多くの交通機関に通用する「最強」のパスです。任意の日付で利用することができます。他にユーレイルパスグローバル(欧州各国で通用するパス)についてもまとめています。意外なことにグローバルパスが安い場面もあります。
このトラベルパスが使える路線をまとめました。
ゴールデンパス関連
ゴールデンパスラインは景色が美しいものがあり、主要都市から近いこともあって「お手軽」に楽しめる路線です。そんなゴールデンパスラインのノウハウと乗車記をまとめました。
都市交通関連
スイスの最大都市と国際都市の都市交通についてそれぞれまとめました。
- チューリッヒの都市交通(路線図などの情報あり、2023年)
- ジュネーブの都市交通(路線図などの情報あり、2023年)
鉄道旅行に当たって入手したほうが良い本
ここまでスイスの鉄道旅行に関する基本的な内容を記しましたが、実際に現地に向かう場合はガイドブックや時刻表は必須でしょう。そんな必携の本をまとめました。
まず、鉄道旅行をするには、やはり王道、地球の歩き方スイス版でしょう。カフェ情報のような「女子向け」の内容は薄いですが、旅の教科書という感じがして、頼もしいです。
旅の教科書ともいえる地球の歩き方先生だけでは機能不足です。時刻表はプランニングの際は必携です。また、現地でフレキシブルに動くことを考えると、グループで1冊は必携です。
地球の歩き方先生とは異なり、ヨーロッパ時刻表については扱っている書店も少ないことでしょう。そのため、以下のリンクから買うのも手です。
また、スイス鉄道旅行気分が味わえる書籍(チューリヒ発 スイス鉄道旅行)を買って、気分を高めたり、プランニングの参考にすることも大切です。
旅行の手配の際に利用したほうが良いサービス
往復の航空券、現地の宿泊施設、現地のインターネットはあらかじめ日本で手配するのが鉄則です。そうでないと、現地で貴重な観光時間の一部を割いて、手配せねばならないからです。日本であらかじめ手配すれば、現地での時間を観光などに最大限使うことができます。ここでは、そのサービスを紹介しましょう。
航空機の予約
海外旅行だと航空便の選択肢として、「直行便」「乗継便」というのが選択肢に登場します。一般的に直行便が高く、乗継便が安いです。そして、ヨーロッパ旅行の場合、乗継箇所は韓国、中国、ロシア、フィンランド、トルコなど多くの選択肢があります。でも、それだけの選択肢の情報をそれぞれ公式サイトで探すのは大変ですよね?
そこで登場するのが代理店です。代理店であれば、多くの航空会社の情報を知っています(旅行業界に限らず、商社を使うメリットです)。でも、旅行代理店に行くのは大変?そんな場合は、自宅でインターネット上で探してみましょう!
このサイトであれば、出発地と到着地を入力すれば、価格順だったり所要時間順に航空便を複数教えてくれます。ご自身の希望に合わせて航空便を選択すれば予約完了です!
ホテルの予約
ホテルを探すのも大変です。地球の歩き方先生にホテル情報は掲載されていますが、そこから電話予約するのも大変です。だいいち、日本語が通用しない相手です。
そこで登場するのが代理店です。ここで注意したいのが、日本の代理店を使うことです。日本の代理店であれば、いざという時に日本語で連絡できます(そして、以下のサイトでは「いざ」というときがありませんでした)。
このサイトさんは地図からホテルを選択することができますので、非常に助かります。地図上に表示された独自の★の数からホテルを選択できるのです。
インターネット環境の整備
海外で手持ちの電話機でそのままインターネットを利用することは困難です。携帯電話会社と契約し、高額な海外利用サービスを利用せねばなりません。
そんなお金があるのであれば、日本でwifiルータを契約し、それでインターネット利用したほうが良いでしょう。以下の会社の4Gサービスを利用しましたが、特に問題なく使えました。それに本体の重さも軽かったです。
2人以上が同一行程で使う場合、全員で1台のルータを共用することとすれば、価格も抑えられます。
海外ローミングと比較して78%以上お得?
海外インターネットならGLOBAL WiFi
スイスに関する記事一覧
スイスに関する記事一覧はこちらをご覧ください。
ここまで詳細に解説しました。公式サイトから予約できると思いますが、日本語で予約できないことに不安を感じる人もいるかもしれません。下記のサイトであれば、日本語で予約できるので安心です。
Omio:ヨーロッパ鉄道旅行交通予約サイト
また、その予約にはクレジットカードが便利です。
個人的にはエポスカード がおすすめです。海外旅行に使えるカード:エポスカードで詳細を紹介しています。